心理生理学

心理学者のつぶやき

イタリアの宿題

第19回国際心理生理学会議(IOP2018)に参加するため,9月3日から12日まで,イタリアを訪問した。6年前のIOP2012のピサ以来,イタリアは今回で2度目である。 2012年のピサ会議でも感じたが,運営は実に大雑把で,時間の管理やテク...
心理学者のつぶやき

キューバでの学会

新しい職場に移って初めて,海外で開催される国際会議に参加した。キューバのハバナで開催された第18回国際心理生理学会議(IOP2016)である。この会議は2年に1回開催される。前回の第17回会議は広島で開催した(ブログ)。あれから2年も経つか...
心理学者のつぶやき

奇跡の5日間

9月23日から27日の5日間,第17回国際心理生理学会議(IOP2014)を開催した。 2年以上も前から続けてきた努力が,見事に結実した5日間だった。 国際会議を実施するのは,正直にいえば面倒である。 特に,この学会(国際心理生理学機構,I...
心理学者のつぶやき

心理生理学を学ぶ意義

九州大学の文学部で,「心理生理学の基礎と応用」という集中講義をする機会に恵まれた。ほとんどが学部生だったが,熱心に聴いてもらえた。 心理学の学生には,「認知心理学」や「社会心理学」と同様,「生理心理学」と呼ぶ方がなじみがあるかもしれない。 ...
心理学者のつぶやき

生理反応の計測による行動の変化

心理生理学は,機械を使ってヒトの反応を測定する。 だから,考えを直接たずねる質問紙調査よりも,離れたところから冷静に人間を見る印象があるかもしれない。 でも,参加者に直接触れて測定するのだから,質問紙調査よりも「人間に接近した」研究方法なん...
心理学者のつぶやき

脳波のおもちゃ

BCI(Brain-Computer Interface)の研究が盛んになり,脳波が話題にのぼることが増えた。7-8年前には fMRI の発展によって「時代おくれの技術」と言われたこともあったが,このところ工学応用で復活してきた。予想したと...